【保存版】女性管理職育成を成功させる3ステップ|導入事例と研修方法を解説
日本企業における女性管理職比率は依然として低い水準にとどまっています。「なり手がいない」と言われることもありますが、実際には「育てる仕組みがない」ことや「管理職とは何か?」を働く人々が理解していないのが本質的な課題です。さらに、ロールモデルの不足やライフイベントとの両立イメージが描きにくいこと、女性特有の健康課題を上司に相談しづらいことも背景にあります。 本記事では、こうした課題を乗り越え、女性管理職育成を成功に導くための3つのステップを解説します。
目次
ステップ1|ライフプランからキャリアを設計する
管理職育成と言っても、本人の意思が伴わない役職へのキャリアアップは、社員にとっても企業にとっても良いことはありません。まずは、社員の皆さんが自発的に「この働き方なら自分でもできるかも」「管理職に挑戦したい」と思ってもらうきっかけを作るために、ライフプランからキャリアプランを描くサポートが欠かせません。
キャリアデザイン研修を通じて「5年後・10年後」の姿を具体化する
定期的なキャリア面談で成長の道筋を共有する
社内外のロールモデル提示やメンター制度で「自分にもできる」という感覚を醸成する
このステップでは、本人の意欲を「言語化」し、「見える化」することが重要です。
ステップ2|組織風土を変える
企業によってはステップ1と2が前後するべきところもありますが、候補者本人の努力だけでは「女性が活躍できる企業風土」はできません。
特に歴史のある企業は男性を主軸とした評価軸や働き方が、依然として女性たちのキャリアアップを阻んでいるケースも少なくありません。
無意識バイアス研修を管理職向けに実施し、評価や発言に潜む偏見を減らす
1on1面談を通じて期待役割や挑戦課題を明確にし、権限移譲を進める
復職や時短勤務者にも活躍機会を与える制度を整備し、キャリアの中断を防ぐ
組織として「挑戦してよい空気」をつくり、管理職登用後の定着率を高めることが狙いです。
ステップ3|効果を計測する
多くの企業で見られるのが、時流に乗っていわゆる「女性活躍」に関する施策をやってはみたものの、効果がみえづやりっぱなしに。
本当の意味での女性管理職育成とは、施策の「実施」で終わらず、「変化の測定」と「次の改善」までを含めたプロセスを継続することです。
定量的な効果測定のポイント
- 行動変容指標:1on1実施率、権限移譲の件数、プロジェクト参画率
- 登用進捗指標:女性管理職比率、候補者プールの拡大数、昇格スピード
- 組織風土指標:心理的安全性スコア、上司支援度、社員満足度
定性的なフィードバックの収集
- 受講者本人の「挑戦意欲」や「自己効力感」の変化をヒアリング
- 上司からのフィードバックコメントを蓄積し、評価制度に反映
- 成果事例を社内広報やイントラ上で共有し、学びを再循環させる
継続的な改善サイクルを回す
- 研修前後の比較データを取る
- 半年後・1年後のフォローアップ面談を実施
- 人的資本開示データとして外部にも公開する
このように「実施 → 計測 → 改善」を定常的に回すことで、研修の効果を短期的な成果ではなく中長期的な組織変革の投資として位置づけることができます。
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